税制改正 …フライングゲット?

税務業務に携わる者として毎年12月に発表される税制改正大綱は、翌年以後の税制改正法案の原案となるもので、注目すべき情報の一つです。
平成28年度の税制改正大綱は、本日発表される予定… でしたが、消費税の軽減税率の対象範囲の影響もあってか明日以降に持ち越されそうですね。
消費税の軽減税率以外にも、少し前に新聞・TVニュースなどで話題となった、薬局などで市販薬を購入した場合に所得から控除する制度が新たに追加されます。
具体的には、報道によると家族合わせて年間1万円を超える市販薬を支払った場合には、1万円を超える部分を課税所得から差し引くことになるとのこと。
現行法の医療費控除は、年間10万円を超える部分が所得控除の対象であるため、今まで適用対象外であった世帯も増えるのでは? ともあれ、翌年からは薬局にて購入した医薬品のレシートは確実に保存することをオススメします。