日経平均株価のゆくえ
ここのところ、ギリシャの債務問題、EU離脱懸念、中国株の下落、また米ドルの利上げ観測等、外部環境によって日経平均株価が乱高下しています。
極めて短期間の間に約1600円程の値動きですから、まさに乱高下とはこういうことを指します。
とくに9日は、前日に引き続いて午前約600円超下げ、その後約700円上げて終値は前日比約120円高で終了するという有様でした。
こうした不安定な値動きを見聞きすると、自分自身が加入している「個人型確定拠出年金」のことをふと思い出します。
そもそも何にでもリスクはつきものだと考えますと、そのリスクをいかに小さくしていくかということが重要だといえます。
“リスク”とは、投資の世界では“ブレ”を意味します。
つまり、+に振れても、-に振れてもリスクなのです。-だけがリスクではなく、+もリスクということになります。
実は、このブレを小さくするためのわかりやすい方法が、確定拠出年金には詰まっているのです。
一つは“時期の分散”です。
買い付けは一度にするのではなく、月毎に分散して買い付けます。
もう一つは“時間の分散”です。
短期間での勝負ではなく、長期間にわたって時間を味方につけながら、じっくりと投資をするというスタイルが確定拠出年金なのです。
一喜一憂せずにすみ、一般的に大きく儲かることは無いけれども、大きく損をすることも少ないことが特徴といえます。
さて、週明けの株価はどうなるでしょうか。
一喜一憂する必要はないのですが、やはり気になります!
上條