平成27年9月に発刊されてから早2年半が経過しました。

振り返ると、院長先生の目線に立ち、出来るだけわかりやすく、読みやすくを合言葉に当時のプロジェクトメンバーと毎週打ち合わせをしながら完成させました。初稿締め切りまでが大変で、メール送信した際には事務所内で思わず拍手をし合った時の事が懐かしく感じられます。

その後多くの業者様にもバックアップしていただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。

少子高齢化に対応すべく、国も積極的に様々な政策決定を実行しようとしています。認定医療法人制度もその一つです。院長先生やそのご家族が、相続・事業承継について考える時期は少しでも早いにこしたことはありません。

当初基本的なお話に絞るつもりがつい欲張って載せてしまった「信託」と「Ｍ＆Ａ」。事例を重ねるごとにあらためて感じるのは、ややもするとこうした手法がいつの間にか目的化してしまうことです。あくまでもこれらの手法は個別の健全な財産承継・医業承継目標達成のための手段であるべきなのです。

本著を通して、一人でも多くの院長先生、そのご家族の方々のお役に立てれば幸いです。

今後も弊社税理士法人ブレインパートナーは高い専門性を活かし医療経営の発展に貢献し続けたいと考えております。