申年は騒がしい
株式相場の世界で、申年は荒れるという言い伝えがあるそうです。
その通りになっているようですね。
年初来日経平均株価が著しく下落しています。
昨年末約19000円だったそれは、21日にはついに約17000円から1000円近く下げて約16000円まで下落しました。
なんと3週間で約16%3000円もの下落です。
昨年6月に約20900円まで上昇した株価からすると、約5000円下落しています。
その間中国の景気失速をはじめ、新興国、資源国の低迷、米国の利上げ等外部要因によって、株価は大きく影響を受け揺さぶられています。
しかし、国内経済の基礎的条件、いわゆるファンダメンタルズが悪いわけではありません。
各企業業績は一般的に良好です。
例えばトヨタを例にすれば、2016年3月期決算の営業利益見通しは2兆8千億円と過去最高益を更新する勢いです。
それだけ日本経済は国際情勢という大波に飲み込まれている断面が広すぎるということになりますね。
ここのところの日経平均株価の動きで特徴的なのは、一日の上げ下げの“ブレ”が大きいことです。
まさに日本経済は国際経済という枠組みの一つにすぎないことがよくわかります。
このような情勢を踏まえて、あらためて投資スタンスを明確にし、確かなノウハウを会得する必要性を感じました。
とにかく、長期投資が基本ですよね!