日本一の大鳥居と八咫烏(やたがらす)

『日本一の大鳥居』

写真は、世界遺産・熊野三山の一つ『熊野本宮大社』から500mほど離れた旧本宮大社の社地である
大斎原(おおゆのはら)に高さ33.9m幅42mの日本一の大鳥居です。

 

『大鳥居の八咫烏』

鳥居の中央に「八咫烏」(やたがらす)が鎮座しています。

八咫烏とは、日本神話において、神武天皇を大和の橿原まで案内したとされており、『導きの神』として信仰されています。

熊野三山においてカラスはミサキ神(死霊が鎮められたもの。神使)とされており、
八咫烏は熊野大神(素盞鳴尊)に仕える存在として信仰されており、
熊野のシンボルともされています。

 

『八咫烏』

サッカーファンの方には、見慣れた「三本足の鳥」ということでしょうか。
(日本サッカー協会のマーク)

熊野本宮大社では、八咫烏の三本の足はそれぞれ天(天神地祇)・地(自然環境)・人を表し、
神と自然と人が、同じ太陽から生まれた兄弟であることを示すとされています。